レンタサイクルで台東区ななめうえ散策

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台東区と言えば、

  • 文京区にまたがる谷根千地域
  • アメ横、国立美術館をはじめとした上野・御徒町
  • 浅草寺仲見世一帯、田原町のかっぱ橋問屋街
  • 浅草橋・柳橋・鳥越地区の問屋街

など、多くの観光地を抱える区です。

しかも、上野、御徒町でそれぞれ1日、浅草、かっぱ橋など、それぞれ1日使ったとしても回りきれないほどボリュームがあります。

そこで主だった観光地や人気店ではなく、観光の合間にほっと一息つける場所を探しに出ることにしましょう。

谷中でレンタルサイクルを手配する。

今回はスポットではなく、区内の一部の様子をのぞき見する散歩。
こんな散歩には、自由に移動できる自転車がいちばん!

しかし、自転車を持っていくのもひと苦労。そこでレンタサイクルを利用します。

台東区で自転車をレンタルする場合、台東区運営のレンタサイクルがあり、民間でも3か所で展開されています。

台東区営レンタサイクル

貸出・返却ポートのひとつ、「隅田公園」の駐輪場

貸出・返却ポートのひとつ、「隅田公園」の駐輪場

https://www.city.taito.lg.jp/index/kurashi/kotsu/jitensha/rental.html
車種はかご・荷台付の一般車(いわゆるママチャリ)ですが、レンタル料の安さと返却場所が複数あることが魅力です。

レンタル料は4時間貸し:200円/当日貸し(AM6:00~PM20:30):300円/3日貸し:600円/7日貸し:1,200円。
隅田公園・新御徒町駅・仲御徒町駅・つくばEX浅草駅南の4か所の区営の駐輪場が貸出・返却ポートになっており、返却はどのポートでもOKです。

tokyobike Rentals(トーキョーバイク レンタルズ)

写真右が「tokyobike  RENTALS」、左が近くにある直営店の「tokyobike gallery 谷中」

写真右が「tokyobike RENTALS」、左が近くにある直営店の「tokyobike gallery 谷中」

谷中にある自転車ブランド、「tokyobike」が運営するレンタサイクルショップです。webから予約を受け付けており、決済まで可能。前日までならキャンセルしてもキャンセル料はかかりません。
https://tokyobike.com/rental.html
車種は4種類。すべてスポーツタイプですが、一部シティサイクル寄りの自転車もあり、そちらはかご付きモデルもレンタルできます(TOKYOBIKE BISOU 26)。

レンタル料は基本が1日:2,500円/翌日以降:+1,500円。
※2016年7月末まで1日1,000円でレンタルできるキャンペーンを実施しています。


rin project/リン・プロジェクト/カスタマーショップ レンタサイクル

松が谷に店舗を構える、綸プロジェクト。店舗向かって右側の自転車が、レンタサイクル。

松が谷に店舗を構える、綸プロジェクト。店舗向かって右側の自転車が、レンタサイクル。

浅草にある自転車ウェア・バッグ/アクセサリーショップ、「rin project」のレンタサイクルです。
http://rinprojectnews.blogspot.jp/2009/05/blog-post_12.html#more
すべて古いスポーツ自転車をレストア(修復)したものです。
もともとスペックが高いスポーツバイクですので、台東のみならず都心や渋谷・新宿エリアの往復も十分対応できます。

レンタル料は1日:3,240円+保証金5,000円で少々高めですが、傷害保険料金も含まれていますので何かあった際に安心です。
また、保険金5,000円は自転車返却時にお客さまに返却となります。


ヒューリック浅草橋ビル駐輪場 レンタサイクル

http://tobu-pro-parking.jp/detail_taitoku.php?PARKING_ID=449
JR浅草橋駅西口のレンタサイクルです。
26インチ一般車や変速ギア付きや20インチ小径車など60台を備えています。
浅草、上野あたりのまでの散策なら、無理なく使用できます。
1日300円で、7:00~20:00まで使えます。

コンパクトな観光都市だけあって、官・民問わずレンタサイクルも充実しています。観光の際にはぜひ利用してはいかがでしょうか。

今回レンタルした自転車は?

1週間前から、刻々と変わる梅雨どきの天気予報とにらめっこしながら、レンタサイクルの予約を入れました。
今回レンタルしたのは、tokyobikeの『tokyobike 26』。

tokyo-bike_26
カギ、ライトのほかに、ペットボトル用のボトルケージ(ペットボトルを自転車に装着する道具)が付いていますので、真夏のライドにも安心です。

これが自転車に飲料ボトルをセットするための「ボトルケージ」 ペットボトル対応のタイプが取り付けられている。

これが自転車に飲料ボトルをセットするための「ボトルケージ」 ペットボトル対応のタイプが取り付けられている。

お店の方に個人的に好きなスポットをお伺いし、さっそくスタートです!

寺町、谷中

台東区は23区でもっとも寺の多い街。
その中でも、谷中は風情のあるお寺さんが集まっています。

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谷中は江戸時代より、上野桜木にある寛永寺の子院が建ち並び、当時大火で焼け出されたほかの寺院も移転してきました。その後の関東大震災や戦災の被害を免れたため、現在も寺町が残っています。
浅草にも寺は多いですが、浅草寺を除けばコンクリート製が多く、中にはビル型になっているものもあります。
谷中の寺院は、昔ながらの風情を保っており、静かなたたずまいを見せています。

ajisai

お寺と言えば、花。この時期はアジサイが満開の時期です。
四季折々の花が植えられているので、季節を選ばず目を楽しめるスポットです。

人気の谷中ぎんざ、よみせ通りも外せないスポットですが、歩き疲れたらこのあたりでホッとひといき。

自転車店スタッフおすすめのランチ

朝食を抜いてきたこともあり、早くも小腹が。
そこで、tokyobikeのスタッフおすすめのダイニングバー「Full Length Tabel(フルレングステーブル)」へ。

Full Length Tabel(フルレングステーブル)

時計を見ると、ちょうどランチ開店時間の11時半。開店街の列をつくっているわけではありませんが、開店と同時にお客さんがやってきてお店に吸い込まれていきます。

店内は、座席の空間もひろく取られており、明かりもほどよく落ち着ける印象です。

ホワイトアスパラとベーコン・ピーマンのスパゲティ。サラダ、スープ、ドリンクがついて900円。

ホワイトアスパラとベーコン・ピーマンのスパゲティ。サラダ、スープ、ドリンクがついて900円。

頼んだものは、「ホワイトアスパラとベーコン・ピーマンのスパゲティ」。
和風寄りの味付け。さっぱりとしていますが、優しいメニューです。

お店の方とお客さんが親しく話している様子から、地元で愛されているお店であることがうかがえます。
谷根千地域の中心街からは少し離れているので、落ち着きたい方はこのあたりまで足を伸ばしてみると良いでしょう。

谷中を離れ、隅田川へ

小腹も満たされ、さて、少々「谷中ぎんざ」でものぞいていこうかと思い立ち寄ったところ・・・

谷中ぎんざ
すでにこの状態。

この中を自転車を押して突入するのもはばかられるため、ここで谷中をあとにします。

向かうさきは、隅田川。距離を見てみると、約5km。
基本は言問通りを道なりに行けばいいだけですが、言問通りは自動車の交通量が多く、日陰も少なく、自転車にはツラい道です。
そこで、裏通りをのんびり走ります。

台東区は碁盤目状に道が通っており、裏通りに入ると住宅と町工場が軒を連ね、信号も少ないのが特徴です。
しかし、古い住宅は「玄関・門を出たらすぐ道路」という形が多く、予期せぬところから住民の方が現れます。
スピードを抑え、あまり壁側に寄りすぎないことが大切です。

靴の町、清川

靴の町、清川

戦前から靴職人や靴問屋が軒を連ねた清川。

のんびりと15分程度走ると、清川に出ます。
この一帯は、戦前より革かばんや靴職人の多い一帯で、いまだに靴やその周辺小物を卸・製造している事業所が集まっています。
町の掲示板や店先には、「靴職人募集」のチラシが張ってあるところもあるくらいです。

台東区清川の玉姫神社

清川にある玉姫神社。
ここでは毎年4月と11月の最終土曜日に、「靴のめぐみ祭り市」というお祭りがあり、市が立ちます。
近隣の靴関連業者が、商売繁盛願ってお祭りを開催し、市では激安価格で靴やかばん、アクセサリーなどが販売されます。

神輿も独特で靴の神輿となっており、「シンデレラ靴神輿」なども登場します。
その他、靴を供養の目的で、靴のお炊き上げも行われます。

「TAITOおでかけナビ |靴のめぐみ祭り市」 情報ページ
http://taitonavi.jp/enjoy_detail.html?no=282

路地裏をのぞき見ながら

路地裏の写真

右上、左上、右下は谷中の路地裏
左下は寿の路地裏

周辺の墨田区、文京区、荒川区もそうでうが、台東区にも多くの路地裏があり、中には地図で見てもはっきり道だとはわからないような路地も多く存在します。

このような路地は、その土地の人々の生活がそのまま表れています。
こんな路地に迷い込んでみるのも、散歩の楽しみのひとつです。

「隅田公園オープンカフェ」に到着!

清川から橋場に抜け隅田川沿いを南下すると、隅田公園が広がります。
その敷地内を花川戸まで進むと、2014年にオープンした「隅田公園オープンカフェ」が現れます。

隅田公園オープンカフェ

手前の「Café W.E」でソフトクリームをいただき、火照った体を冷やします。
奥にあるのは「タリーズコーヒー隅田公園店」。チェーン店ですが、特別メニューも用意されている、とのこと。

そしてこの日は、花川戸に本店をおく「オーガニックごはん かえもん浅草本店」がテーブルを出し、軽食の販売をしていました。
オーガニックごはん かえもん浅草本店

このオープンカフェは現在2店舗が出店しており、河川敷ライブの開催、カフェライブの開催、ワークショップやフリーマーケットなども開催され、隅田川河川敷にいろどりを添えています

台東区:隅田公園オープンカフェ情報
https://www.city.taito.lg.jp/index/bunka_kanko/midokoro/sumidatanoshimi/cafe/opc1.html”

TAITOおでかけナビ:隅田公園オープンカフェ情報
http://taitonavi.jp/news_detail.html?n_no=105

隅田川の向こうにはスカイツリー、少し歩けば浅草仲見世。
華やかさと喧噪の合間にある、水と緑を傍にしたゆったりとした時間。
上野、浅草、スカイツリー散策で疲れた足を、この隅田公園、そしてオープンカフェで休めてみてはいかがでしょうか?

さて、次回更新(6月27日予定)は3回にわたってお伝えしてきた台東区について、記事をまとめたいと思います。
お楽しみに!

test エディター:津倉 深根雄
Web業界(主にEC業界)に十数年身を置いていたフリーライター兼シクロツーリスト(自転車旅人間)。「tokyobike 26」の心地よさに心動かされるが、これ以上自転車増やすと妻の鉄槌が・・・(汗)