商店街をママチャリ散歩。スカイツリー横目に下町の味を堪能!②

スカイツリーを眺めるには絶好のポイント、桜橋。 ゆかた姿なら下町風情をより深く味わえるかも?

スカイツリーを眺めるには絶好のポイント、桜橋。 ゆかた姿なら下町風情をより深く味わえるかも?

前回は、墨田区の南部・両国~北十間川までを散策してみました。

墨田区の南部・両国~北十間川の記事はこちらから!

両国・おしなり甘味巡り。スカイツリー横目に下町の味を堪能!

2016.07.25

今回は墨田区の北側、かつて「向島区」と呼ばれた地域を散策します。

この地域は、昭和の香り漂う商店街が点在しており、それらをめぐる散策が各種メディアで紹介されています。
その点在するスポットを巡るには、自転車が便利!

そこで、またまたレンタサイクルを利用します。
ここから最も近いレンタサイクルは・・・実は台東区編でご紹介しました公営のレンタサイクルスポット。
台東区編レンタサイクル

レンタサイクルで台東区ななめうえ散策

2016.06.20
貸出・返却ポートのひとつ、「隅田公園」の駐輪場

貸出・返却ポートのひとつ、「隅田公園」の駐輪場

https://www.city.taito.lg.jp/index/kurashi/kotsu/jitensha/rental.html
車種はかご・荷台付の一般車(いわゆるママチャリ)ですが、レンタル料の安さと返却場所が複数あることが魅力です。

レンタル料は4時間貸し:200円/当日貸し(AM6:00~PM20:30):300円/3日貸し:600円/7日貸し:1,200円。
隅田公園・新御徒町駅・仲御徒町駅・つくばEX浅草駅南の4か所の区営の駐輪場が貸出・返却ポートになっており、返却はどのポートでもOKです。

隅田公園のレンタルポートから川沿いをすこし北上したところに掛かる、歩行者・自転車専用の橋「桜橋」は、絶好のスカイツリーの鑑賞スポット。
この橋を渡れば、そこはもう墨田区です。

ママチャリなら、ゆかたでもそれほど負担なく乗れます。日よけの帽子も忘れずに!

ママチャリなら、ゆかたでもそれほど負担なく乗れます。日よけの帽子も忘れずに!

ここは軒先?それとも道?

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この地域は整備された南部とは異なる顔を持っています。
江戸時代までは田畑・沼地が広がる一帯でした。江戸時代後期の地図と現在の地図をかさね合わせてみますと、小さな路地の多くは江戸後期のあぜみちとほぼそのまま重なり、水路は暗渠(あんきょ)となって道路化されています。
その後の戦災の影響が軽微だったこともあり、古くからの多くの住宅や路地が残っているため、曲がりくねった細い路地がはいまわるこの地域。
どこを歩いても、どことなくなつかしい景色が点在しています。

敷地だか道路だかも判別がつきにくく、よそ様のお宅の軒下が生活・通勤ルートとして成り立っているその様子は、まさに東京のカオス!

23区ブービーの緑被率。しかし数字に表れない小さな軒下緑化も

緑被率とは、特定地域の植物の緑で覆われた土地の割合を指します。
墨田区の緑被率は、23区で2番目に低い10.5%。
しかし、この数字には表れない、小さな小さな緑たちが路地の景観をうるおしています。

あらゆる路地のいいたるところ、玄関先、軒先にオープンに並べられたプランター。
そこに添えられる様々な花やみどりの姿は、散策中の疲れをいやしますし、町の方々の心を感じることができますね。

元気な商店街が居並ぶ一帯

左上/京島の「下町人情キラキラ橘商店街」 右上/向島の「鳩の街通り商店街、 右下/東向島の「地蔵坂通り商店会」 左下/墨田・東向島(旧玉ノ井・寺島)の玉の井いろは通り商店街

左上/京島の「下町人情キラキラ橘商店街」
右上/向島の「鳩の街通り商店街、
右下/東向島の「地蔵坂通り商店会」
左下/墨田・東向島(旧玉ノ井・寺島)の玉の井いろは通り商店街

墨田区北部は、新聞・雑誌、テレビなどのメディアで頻繁に取り上げられている商店街がひしめいています。
これは、

  • この一帯は戦災の影響が軽微であり、町の構造から大型量販店が進出しにくかったこと
  • 人のつながりが商売において高い重要度を持っていること
  • 新たにやってくる人や街歩きされる方々の傾向がそういった人情を愛する人々であること

ということが複合的に絡み合い、「生きている商店街」が存在できているのです。

特に、下町人情キラキラ橘商店街は、経済産業省の「がんばる商店街30選」にも選定されています。
恒例の「朝市」、「びっくら市」のほか、最近ですと「七夕まつり」「キラキラ橘つまみぐいウォーク」など、各種イベントが頻繁に開催され、賑わいをみせています。

下町人情キラキラ橘商店街
墨田区商店街リンク

こんなお店に寄ってみました!

さて、ここからは食べ歩き(笑)
今回は、向島・東向島(旧寺島)一帯をめぐってみたいと思います。

いろは通り商店街の名物パン屋さん、『パウンド・フーケ』

 左上/「パウン・ド・フーケ」外観右上/おかみさんからのメッセージが書かれている、店頭 ボード 。グリーンの黒板スタイルが懐かしい。下/左からふたつめ『ミルクパン』は、区外遠方から買い求めるお客様もいらっしゃる人気商品。

左上/「パウン・ド・フーケ」外観
右上/おかみさんからのメッセージが書かれている、店頭 ボード 。グリーンの黒板スタイルが懐かしい。
下/左からふたつめ『ミルクパン』は、区外遠方から買い求めるお客様もいらっしゃる人気商品。

ほんの数年前までは、活気にあふれていた「いろは通り商店街」。
メインのお店の跡地にマンションが建設されてからは、残念ながらほかの商店街から見るとあまり目立たない印象です。
しかし、よく見れば地元で愛され、一度おとずれた人のこころをガッチリつかんで離さないお店が並んでいます

さて、ここまで足を運んだら、ぜひ立ち寄っていただきたいパン屋さん。
それが、「パウンド・フーケ」さん。
こちらのたまごサンド、ひとことで言えば「素材そのまま」。余計なものがなく、足りないものもない。飽きのこない「日用のサンドイッチ」。
ミルクパンは、遠くからお買い求めになるお客様もいらっしゃるとか。

画像にはありませんが、チョココロネはしっぽまでチョコたっぷり!むしろ、「しっぽからチョコが見えてる」詰めっぷりです。

「ひと品でなな色の味わい」の、『パティスリー・アビニヨン』

この通りで外せないのが、「パティスリー アビニヨン」さん。

左上/PATISSERIE AVIGNON(パティスリーアビニヨン)外観 右上/色とりどり、季節の果物、素材を使ったケーキが並ぶショーケース。どれも魅力的で悩ましい。 下/「キャラメル・アブリコ」と、「ぺーシュ・ヴェルヴェンヌ(8月下旬あたりまで)」

左上/PATISSERIE AVIGNON(パティスリーアビニヨン)外観
右上/色とりどり、季節の果物、素材を使ったケーキが並ぶショーケース。どれも魅力的で悩ましい。
下/「キャラメル・アブリコ」と、「ぺーシュ・ヴェルヴェンヌ(8月下旬あたりまで)」

アビニヨンさんのケーキは、それほど見た目の派手さはありません。
しかし、中身が絶妙なのです。
甘味、酸味、ほんのりとした苦味など、包まれている素材により、万華鏡のようにひとくちひとくち味が変化する、「ひと品で七色の味わい」を持ったケーキたちなのです。

今回えらんだ「キャラメル・アブリコ」は、優しい甘みとコク、しかし食べ進めるとさわやかな酸味が加わり、ベースのカリカリ感もさっぱりとしていて、夏場でもしつこさを感じさせません。
「ぺーシュ・ヴェルヴェンヌ」は、モモ、レモンバーベナなど、甘みと酸味としっとり感が波のようにやってきて、さわやかさも相まって最後まで飽きがこない。

もう少し味わいたい!飽きないうちに食べ終われる、手のひらサイズも絶妙です。

墨田区のケーキ屋さん PATISSERIE AVIGNON(パティスリーアビニヨン) Webサイト
※商品により季節の素材を使用しているため、販売期間が限られている場合がございます。

買い食いにちょうど良い公園が集まる場所

白髭橋~東向島周辺は、ちょうどよいひとやすみのスポットがあります。

左上/長寿庭園(東向島四丁目8番20号)右上/隅田川・白髭橋そばの隅田川テラス下/東白鬚公園(墨田区堤通二丁目)

左上/長寿庭園(東向島四丁目8番20号)
右上/隅田川・白髭橋そばの隅田川テラス
下/東白鬚公園(
墨田区堤通二丁目)

いろは通りや接続する大正通り、東向島駅前商店街などで買った逸品を味わうには、これらの公園を利用するとよいでしょう。

今回は、白髭橋ふもとの隅田川テラスを使用。
少々雲がある天気であれば、涼しい風と水辺の開放感が心地よいスポットです。公園と違って蚊も少なく、あまり人がいないのも良いところ。
ただし、なにかを敷いて食べ物を出しておくと、アリが大量に寄ってきますのでご注意を。

もちろん、ごみの持ち帰り、公園の場合はご近所の方に場所・イスを譲るなど、基本的な散策マナーは守りましょう。

もう一つの憩いスポット、「隅田公園」

川沿いの遊歩道を南下しますと、右手に「隅田公園」が見えてきます。
向島の守り神、「牛島神社」に隣接する隅田公園も、墨田の憩いスポットのひとつ。

左上/隅田公園内の池。牛島神社に隣接し、スカイツリーも眺められる 右下/近所のパン屋「かめや」のパンとチーズケーキを、ここでほおばる。

左上/隅田公園内の池。牛島神社に隣接し、スカイツリーも眺められる
右下/近所のパン屋「かめや」のパンとチーズケーキを、ここでほおばる。

この近くには、街の小さなパン屋さん、「Kameya」さんがあります。
このお店も地域の人気店。この時はありませんでしたが、なかでもハンバーガーは「おかあさんのハンバーグ」を挟み込んだ風味が魅力です。

街の小さなパン屋 Bakery Kameya Webサイト
牛島神社 情報ページ
隅田川緑道公園 情報ページ

散策で空いたおなかを、この公園でゆっくりと満たす。
そしてゆっくりお昼寝でも。そんな静かな公園。それが隅田公園です。

まるまる一日、あますところなく楽しめる墨田散歩

ここからスカイツリーや浅草は、もうすぐ。
ひとしきり遊んだあとは、ソラマチで涼んで火照ったからだを冷やす。

そして日が暮れたら歓楽街、錦糸町あたりへ歩を延ばし、散策のあとの一杯でも。
まるまる1日、あますところなく楽しめる墨田散歩。

亀戸線、曳舟、小村井(おむらい)あたりなど、ほかにもたくさんの魅力を秘めた墨田区。
ぜひ、自分なりの散策ルートを見つけてみてはいかがですか?

さて、次回は墨田区編のまとめです。
たくさんの見るべき場所があり、区全体が観光地とも言える墨田区。
新聞折込を考える際もポイントをお伝え出来ればと思います。

test エディター:津倉 深根雄
Web業界(主にEC業界)に十数年身を置いていた、モータースポーツ大好きなフリーライター。
夫婦でシクロツーリスト(自転車旅人間)。新婚旅行は本州~九州縦断の自転車旅。
この時、「人の心を動かすのは、サービス内容や集団ではなく、人のキャラクターとの触れ合い」なことを悟る。