とにかく美味い。そして安い!十条銀座商店街から始まる小さな旅

ts025

今回の散策テーマは「北区」。

しかし、他の区と同じように北区も地域によって様々に表情を変えます。
どこを散策するか迷ったあげく、観光課のページで見どころを探すことに。

北区のさんぽみち – 北区観光ホームページ – 東京都北区

今回は歩きにくわえ、あまり時間が割けないという状況がありました。
そこで、選んだルートはこちら!

北区のさんぽみち 赤羽・十条エリア

十条~赤羽ルートです。
地図を見ると、この間たったひと駅。
この短い駅間にいったい何があるのでしょうか?

散策ルートを確認してみると、出発点は赤羽よりも十条の方がスムーズに行けそうです。
そうと分かれば、いざ十条へ!

一見何もない十条駅前

十条駅前

さて、意気揚々と十条駅に降り立ち、まず思うこと。

「・・・どっから見ても、ふつうの駅前・・・。いやむしろJRにしては寂しい駅前」
少々気持ち萎えるこの瞬間。
この辺に「十条銀座商店街」があるはずだけれども。

ビルの合間にあらわれる『十条銀座商店街』入り口

十条銀座商店街入り口

ありました。駅前ターミナル向かって右側、ビルの合間に埋もれるように入り口がありました!

世の中に「銀座」と名付けられた商店街は無数に存在します。その多くが、今となっては昭和の香りがする商店街です。
それだけかつては「人が集まる場所=銀座」であり、「銀座」ブランドが強かった、ともいえるでしょう。
ただ残念なことに、実際の銀座と違い現在ではシャッター街と化している「○○銀座」も数多く存在します。

十条銀座商店街も、その「昭和の香りがする商店街」のひとつです。
外側から見えるアーケードも、入り口の風情も、昭和そのもの。
一瞬、「田舎の廃れた商店街・・・?」と身を引いてしまう風情が漂っています。。

十条銀座商店街

しかし、一歩中に入るとこのとおり。不安は一気に払しょくされ、期待が高鳴るこの活気。
しかも、この時の時間は平日水曜日の13時40分。
客足が途絶える間際の時間帯に、これだけの人があふれ、地元民ではなく散策に来たと思われる人々の姿も散見されます。

揚げ物、肉ならおまかせ!豊富な惣菜店

ts024_05

十条銀座商店街には雑貨店、ブティック、喫茶店、惣菜店など様々な店舗が軒を連ねています。
その中でも目立つのが、惣菜店。
どの店舗も店頭に机を置いて、できたてのコロッケやとんかつ、チャーシュー、そして弁当をあふれるほどに並べています。
お値段もリーズナブル。「地元の台所」としてにぎわっています。

パン屋さんも見逃せない。日用のサンドイッチ

中ほどの路地に入ると、飲み屋、ラーメン店、おにぎり専門店など庶民の味の飲食店が姿を現します。
その中で、外からのぞく惣菜パンに引き寄せられ、入ったお店が「丸十サンドール」。

ts024_04

ここでお気に入りのパンとサンドイッチを購入。
ひとしきり商店街のウィンドショッピング、そしてお店や地元の方々との会話を楽しみながら、次のスポットへと移動します。

清水坂公園で味わいながらひとやすみ

ts024_06

十条銀座商店街、それに続く十条富士見商店街を抜け、しばらく歩くとそこには「清水坂公園」。
武蔵野台地の崖地を利用し20,000平方メートル以上の面積を誇る、立体的な公園です。

北区のさんぽみち 赤羽・十条エリア 清水坂公園・自然ふれあい情報館

各所にベンチ、テーブルがセットされているため、商店街で手に入れた惣菜やお弁当をここでゆったりと味わうことができるのです。

サンドイッチ、カレーパン、フィッシュバーガー、ナポリタンとフライドポテト。

おいしくいただきます!

坂からの見晴らし

坂からの見晴らしと階段
北区の十条~赤羽界隈は武蔵野台地の断崖に位置するため、住宅街には自動車はおろか自転車も通れない階段路地が至るところに存在します。
その階段の上から眺める街の景色。
どことなくほっとする景色をしばし堪能するのもよいでしょう。

静勝寺をはじめ、神社や寺が散在するまち

散在する社

赤羽~十条は、かつて宿場町として栄え、また江戸時代以前は江戸の守りの地として機能していたため、神社・仏閣が散在しています。
その中でも赤羽駅近くにたたずむ『静勝寺』は、古くからこの地のシンボル的な存在として愛されています。

静勝寺

江戸城を造ったことで知られる室町中期の武将・太田道灌。その道灌が砦として使用したといわれる稲付城(いねつけじょう)。
その後、稲付城は後北条氏のものになり、後北条氏滅亡後は、徳川家康によって廃城となりました。
その跡地に築かれたのが静勝寺です。
静勝寺「北豊島三十三ヶ所霊場4番札所」に指定されています。
境内には北区指定有形文化財「道灌堂」があり、太田道灌が祀られています。

武蔵野台地の突端に築かれ、いまでは赤羽の街を静かに見守っています。

北区のさんぽみち 赤羽・十条エリア 静勝寺

北区の観光課ホームページでもこれらの自社・仏閣が紹介されています。ぜひ参考に北区歴史巡り散策をしてみてはいかがでしょうか?

静勝寺をあとにし、ゴールの赤羽駅へ。

赤羽駅前

静勝寺を出ると、もうそこは赤羽の駅前。
ここまでの日常から少し離れた世界から、いつもの東京の光景に戻ります。

たったひと駅のあいだに静かにひそむ非日常を、皆様も堪能してみてはいかがでしょうか?

test エディター:津倉 深根雄
Web業界(主にEC業界)に十数年身を置いていた、モータースポーツ大好きなフリーライター。
夫婦でシクロツーリスト(自転車旅人間)。新婚旅行は本州~九州縦断の自転車旅。
この時、「人の心を動かすのは、サービス内容や集団ではなく、人のキャラクターとの触れ合い」なことを悟る。