深川めしに巨大神輿、ゴールデンウィークには野外ロックフェスまで。- 森下-木場~門前仲町散策

前回は亀戸~南砂町、かつての城東区の地区を回りました。

江戸時代からの歴史と活気ある商店街の町-江東区亀戸~大島・砂町散策

2017.04.12

今回は、かつて「深川区」と呼ばれ、現在も区内では深川地区と呼ばれる、森下~深川・門前仲町までを歩きます。

7月には朝顔市が。森下商店街

まずは都営新宿線、森下駅に降り立ちます。
すると、もうそこは森下商店街。こちらは江東区を代表する商店街です。

なんてことのない大通り(明治通り)。 森下商店街はこの交差点を十字にはしる。

なんてことのない大通り(明治通り)。 森下商店街はこの交差点を十字にはしる。

深川発祥の森下は、江戸情緒が楽しめる街です。
その森下にある「森下商店街」の歴史は古く、創業100年以上の老舗料理店が軒を連ねています。
食通や著名人が通う店もあり、観光地的な要素を持ちながらも地元密着の味のある商店も多く、イベントも盛んに開催されています。
毎年6月終わりから7月初めに開催する朝顔市には、多くの人が訪れにぎわいます。
交差点には、江戸時代の火消が使っていた「纏(まとい)」のオブジェがあり、深川散策のスタートやゴール地点に最適です。

商店街の纏

木場公園の野外フェス『Kiba stock』を見よ!

江戸時代はかつては隅田川の河口であった木場。目の前は江戸湾ということもあり、船の便の良さから木材集積場として発展したことから、この名が付きました。

戦後東京湾の埋め立てが進み、現在木材集積場は新木場にその座を譲り、かつての集積場であった当地は「木場公園」として区民の憩いの場となっています。

木場公園

さてこの木場公園、5月のゴールデンウィークには「Kiba stock(木場ストック)」という名称でアマチュアバンドの祭典が開かれています。

古くからのアメリカのフォークソングやロックファンであれば、1969年、ニューヨーク州サリバン郡で3日間にわたり開催された野外コンサート、『Woodstock Music and Art Festival(ウッドストック・フェスティバル)』をご存知でしょう。
そのウッドストック・フェスティバルにインスピレーションを受け、「ウッドストック」と「木場」という地名を掛けて1997年から始まった野外ライブの祭典が、木場ストックです。
木場公園にはステージがあり、この地で野外ライブを開催したらどんなに楽しいだろう。そう考えた若者たちの努力によって始まり、今年で20年を迎える祭典。入場は無料です。
ぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。

kiba stock イベントウェブサイト

芭蕉記念館

芭蕉記念館

森下駅から新大橋通りを隅田川方面に向かい、川沿いに南下すると、芭蕉記念館が姿を現します。
この記念館は、芭蕉が日本橋から当地・深川に移り住み、奥の細道の旅立ちまで居を構えていたことから建てられました。
館内には芭蕉や俳句文学関係の資料が展示され、区内でも有数の文学活動の場としての役割を果たしています。

芭蕉記念館

食べきれないボリューム!「深川宿 八幡店」の深川めし

深川めし

数少ない東京の郷土料理、「深川めし」。

実は深川めしには2種類あります。
ひとつがあさりの炊きこみご飯のタイプ。こちらは様々な店や駅弁でも提供され、有名な形。深川めしと聞けばこちらを思い浮かべる方も多いのでは?
そしてもうひとつは、アサリの味噌汁をごはんにかけたぶっかけ飯。
こちらは昔の漁師たちの食べ方で、じつはこちらがオリジナルの深川めしと言われています。

そのぶっかけ飯を提供しているお店が、富岡八幡の境内にある「深川宿 八幡店」。
丼たっぷりに盛られたご飯に、並々とそそがれた味噌汁。
食べ進めるうちにも米が味噌汁を吸い、時間が経つほどほど風味を増していきますが、食べても食べても減らないボリューム!

自転車散策で腹ペコ状態でも、完食に苦労するボリュームです。

しかし、富岡八幡の境内というロケーションで味わう深川めしは、その風情と相まって素朴な味わいが楽しめます。

日本一の神輿を納める富岡八幡

富岡八幡

富岡八幡は、およそ800年前の建久二年(1191年)、源頼朝により鎮守として恵比寿様を祀ったのが始まりです。
その後江戸時代には、将軍徳川家の庇護を受け、発展しました。
毎年8月15日に「深川八幡祭」または「深川祭」と呼ばれる例祭が開催され、大変にぎわいます。

一宮の神輿は、日本最大の神輿と言われ、あまりの大きさに平成3年に初渡御が行われた後は、展示品としてある買われています。
深川めしの深川宿八幡店のすぐそばに展示され、その大きさと豪華さに衆目を集めています。

森下~門前仲町までの住宅事情

さて、この地域に住む人たちへの販促提案を考えていきましょう。
まず、森下~門前仲町あたりの住宅事情はどのような特徴があるのでしょう?

実際に歩いてみて分かったこと。実は、亀戸~南砂町とそれほど違わない光景が広がっています。
深川周辺には、マンションやアパートに埋もれるように戸建て住宅があり、基本的に通り沿いはマンション群が占めています。

都道クラス以上の通り沿いは、隙間なく比較的新しいマンションやテナントビルがが密集している。

都道クラス以上の通り沿いは、隙間なく比較的新しいマンションやテナントビルがが密集している。

古いマンションもちらほらと散見されますが、ここ10~20年の東京区部東側の開発に伴い建て替えも進み、オートロックのマンションが増えています。

また、大きな道路から一歩裏道に入ると、そこには分譲住宅が立ち並び、またその陰にひっそりと昔ながらの戸建て住宅が存在しています。

裏道に入ると、分譲住宅が目立つ。

裏道に入ると、分譲住宅が目立つ。

地下鉄で新宿・渋谷など方面へのアクセスが良く、都心へ向かう鉄道網が充実していることから、今後も通勤・通学者のいる若い世帯の増加が考えられます。
古い戸建ては次第に姿を消して行き、アパートや高層マンションに変わっていくことでしょう。

マンションの横にある古い戸建て住宅。この並びも、近々マンションに変わっていくことだろう。

マンションの横にある古い戸建て住宅。この並びも、近々マンションに変わっていくことだろう。

住む人も変わり、新しい町に生まれ変わりつつある深川。大きな庭園や公園、歴史ある寺社がある江東区。江戸情緒と暮らしやすさを同居させながら、これからますます発展し行くことでしょう。

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test エディター:津倉 深根雄
Web業界(主にEC業界)に十数年身を置いていた、モータースポーツ大好きなフリーライター。
夫婦でシクロツーリスト(自転車旅人間)。新婚旅行は本州~九州縦断の自転車旅。
この時、「人の心を動かすのは、サービス内容や集団ではなく、人のキャラクターとの触れ合い」なことを悟る。