目立たぬながらも史跡の宝庫。東京随一の区営水族館も。-大井町~西大井散策

前回は、区外の方からすると「え、ここも『あの』品川区?」と思われる、武蔵小山~戸越銀座を散策しました。

品川区内でグルメと自然を同時に満喫。シメには温泉も。戸越・中延・武蔵小山散策

2017.05.22

武蔵小山や戸越の一帯は、ちょっと歩くと別の商店街が姿を現し、しかもそれぞれに突出した特徴がみられる街でした。
この地域には幅広い年齢層の世帯がありますが、新聞折込広告を使用する場合は、高齢者世帯へのアプローチがおすすめだとお伝えしました。

さて、今回の散策は西大井~大井を経て、南大井まで。
前回に比べ範囲の広い散策ですが、どのような街が広がっているでしょうか。

西大井・伊藤博文公墓所

昭和61年に開業した、JR線の都内駅としては比較的新しい西大井駅。
駅西側の静かな住宅街を少し南下すると、立派な塀と威厳のある門が現れます。
これは、初代内閣総理大臣・伊藤博文の公墓所です。
伊藤博文公墓所

品川区指定文化財であり、ふだんは公開されていませんが、11月の中頃に一般公開されています。

この墓所が存在したことから、かつてこの地域は「伊藤町」の名が付き、現在も保育園や幼稚園、小中学校にその名をとどめています。

西大井・ニコン大井製作所

公募所から線路を挟み反対側にある、「ニコンの聖地」と呼ばれる、ニコン大井製作所にやってきました。

ニコン大井製作所

ここにある101号館、旧称「大井工場 1号館」は、1933年に完成したニコン最初の工場であり、101号館をして「ニコンの聖地」と呼ばれていました。
上空から見ると「E」の字の形をとるこの工場、ごらんのとおり現在は解体作業が進んでいます。
老朽化のため、惜しまれながらも昨年4月1日より解体が始まり、もうすぐ解体作業が終了するとのこと。

日本の光学機器やカメラ産業を支えてきた101号館はなくなりますが、それでも大井町が日本カメラ産業の聖地であることには変わりありません。

また、JR大井町駅よりニコン大井製作所までは、「光学通り」と呼ばれ地元民から愛されています。

光学通り

・・・といかにもNiconユーザーのような感想を述べながら、実はわたしのカメラ、代々オリンパスだったり・・・。

大井町駅前

大井町駅前

ニコン大井製作所から東に進み、JR大井町駅にやってきました。
ここ大井町は旧街道沿いで古くから電車駅があり、また北側にはJR東日本の車両センターもあるため、駅前には大型店も進出し栄えています。
駅前でたいていの用事は済んでしまうターミナル駅です。

駅の南側には品川区役所があり、表通りは賑わいを見せています。
大井銀座商店街やすずらん通り商店会、東口商店街など、地域に密着した商店街が放射状に広がっています。また、商店街から裏道に一歩立ち入ると、名店食堂が勢ぞろい。何度訪れても楽しい街です。

南大井・大森貝塚遺跡庭園

歴史の教科書でおなじみ「日本考古学発祥の地」とも呼ばれる大森貝塚。
大田区の地名「大森」を冠していますが、遺跡庭園は品川区大井に位置しています(大森貝塚そのものは、大田区に属します)。
大森貝塚

ここはアメリカ人動物学者「モース博士」が、1877年に横浜から東京に向かう汽車の窓から貝層を発見し、その発掘を始めた場所です。
まだ日本で考古学が発達する前、日本で初めてこの場所で学術的発掘が行われ、日本考古学の基礎が築かれました。
主に縄文時代の遺跡が発掘され、現在は貝層の剥離標本などが展示されています。

人々が自然と一体で生きていた、遠い遠い太古の世界に思いを馳せてみるのはいかがでしょうか?

南大井・品川区民公園

首都高1号線、平和島競艇場、大井競馬場、そしてマンションに囲まれた、細長い公園が品川区民公園です。

品川公園

この公園の最大の特徴は、なんといってもしながわ水族館が併設されていること。
1991年にオープンしたこの水族館は東京都唯一の区営水族館であり、館内には海中トンネルがあり、クラゲやサメをはじめ、多くの水生生物が暮らしています。

品川水族館

また、公園自体の規模も大きくレストランも完備。
外の公園は運動場にくわえ豊富な遊具に夏はプール、冬は釣り堀が姿を現し、区営のアミューズメントパークといった風情です。

西大井~大井町、南大井の街の光景

西大井

JR線の駅開業が昭和61年と比較的新しい駅、西大井。駅前東側は開発された様子があり、ショッピングモールや高層マンションの立ち並ぶベットタウンの様子がうかがえます。

西大井西口

対して西側は、入り組んだ路地に比較的古めの戸建て住宅や小規模な倉庫が続き、この街並みが戸越や荏原、中延一体まで続いています。
新興の駅の場合、このような極端な光景が見られることは珍しくありません。
西側は、似たような下町の風情を残す開発の進む墨田・江戸川、北区や台東とは違い、建設中の住宅もあまりなく、街自体が安定した様子です。
比較的アパートも多く、都心へのアクセスの良さから、若い独身者や学生の割合も高い様子もうかがえます。

また、先に述べたように大井町も駅周辺は大規模な開発がされていますが、裏通りは生活感あふれる街。
南大井方面も、海岸沿いは大きな団地、倉庫街が見受けられますが、内陸部は古い町並みが続きます。

そして品川区で多く見受けられるのが、戸越や中延と同じように狭い区割りに立ち並ぶ分譲住宅。

分譲住宅

坂が多い地形を利用した、1階部分や半地下に駐車場を設けている住宅多いのも特徴でしょうか。
これらは、子供がいる世帯向けであることが伺えます。

こうした特徴をつかみ、広告の地域を選定することが、成功の近道になるのではないでしょうか。

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test エディター:津倉 深根雄
Web業界(主にEC業界)に十数年身を置いていた、モータースポーツ大好きなフリーライター。
夫婦でシクロツーリスト(自転車旅人間)。新婚旅行は本州~九州縦断の自転車旅。
この時、「人の心を動かすのは、サービス内容や集団ではなく、人のキャラクターとの触れ合い」なことを悟る。