圧倒的なブランド力。女性に人気の目黒区の販促戦略とは

ts056_header

キャリアウーマン憧れの区、目黒

山手線の左側、渋谷区、世田谷区、品川区、大田区に囲まれた目黒区。
特に電車路線では渋谷へのアクセスが他の区よりも一歩秀でており、抜群の利便性の高さを誇る区。

若者のまち・渋谷に隣接したこの区は、どのような特徴を持つのでしょうか。

高いブランド力を誇る区、目黒。

目黒区の特徴は、渋谷へのアクセスの良さだけではありません。
東京近郊にお住まいの方なら聞いたことがあるであろう、自由が丘、中目黒、都立大学、学芸大学、駒場、柿の木坂、碑文谷、大岡山・・・。
多くの「おしゃれな街」「高級住宅街」を区内各所に抱え、またそのどれもが治安も良く、住み続けたい街として長年上位にランクインされ、高いブランド力を誇っています。

キャリアウーマン憧れの区、目黒区

目黒区のブランド力をは区のデータにも表れています。
区の男性100人に対する女性の人口は、112人。
この女性人口の割合は、23区中最も高い数値を示しています。そして、その中でも30代~40代前半の女性の多さが目立っています。

また、正社員として働く専門職や管理職割合も23区中4位と高く、ともすれば必然的にキャリアウーマンが多い街としての表情が伺えます。

おしゃれな街というイメージは、このようなのキャリアウーマンをターゲットとしたお店が多いことも、要因のひとつでしょう。

地価が高く、持ち家比率が高い街ということは・・・

ここまでは、目黒区のきらびやかな側面をあげました。
しかし、そのきらびやかな側面ゆえに抱える問題も存在します。

目黒区は、コンビニ、ドラッグストア、大型小売店、ファーストフード店の数が23区中20位。
日用品などちょっとした買い物になるほど、利便性を欠く姿が見えてきます。

また、目黒区の平均地価は、1坪当たり250万円と高いにもかかわらず、借家率が23区中もっとも低いのです。
借家比率が低いということは、当然持ち家比率が高いということ。
結婚や出産により居住費に割ける額が減った場合、区外に流出することになります。

その状況は、区内人口の変遷に見ることができます。
目黒区では2009年を境に、区内人口が減少に転じているのです。
23区で2000年代のリーマンショックが一段落して以降、人口が減少している区は渋谷区と目黒区しかありません。

目黒区で有効な広告戦略とは?

しかし人口が減少に転じてたところで、目黒区は高所得者が多く安全で、ブランド力が高い街という状況は変わりません。
また独身女性人口が多いこともあり、ちょっとしたアパートでもオートロックの物件が数多くありますし、持ち家比率の高さから経済力のあるファミリー世帯もかなりの割合を占めている様子もうかがえます。

区内を歩くと、このような層をターゲットとしたセンスの高い飲食店や小売店を至るところに見つけ出すことができます。
それだけに、新たに店舗を出店しても積極的に的確な広告戦略を打たなければ、他の競合に埋もれてしまう可能性が考えられます。

このような層は情報収集力が高く、WebやSNSを通して多くの情報を集められると考えられます。
しかし、これらの媒体はきちんと運営をすれば一定の効果を生むこともありますが、Web上には無数の情報があふれています。

たとえば新たに居酒屋をオープンしたとしましょう。
この場合、「(地名) 居酒屋」のような一般的なキーワードでは、まだ検索エンジン(googleやヤフー検索)の検索上位には上がってきません。
その後もなんとか頑張って、検索の2ページ目以降に上がってきたとしても、webサイトに訪問してくれる確率はその検索ワードで調べた人のうちたった5%以下なのです。
これは、「街を歩いていて偶然お店に出会う確率」よりも低い確率です。
潤沢な広告予算があればキーワード広告を買うこともできますが、人気の街やジャンルなど、よく検索で調べられるワードほど広告料金は高騰していきます。
ただ、Webサイトはこまめに情報を更新したり、手間をかけてあげることで検索サイトの評価、表示順位をある程度まで上げることも可能です。
なので決して放置することなく、更新のしやすいSNS、ブログと結びつけたりしてWebサイトは常に”活きのいい”状態を保ちましょう。

そこで、より効果を見込める他の広告媒体に目を向けてみましょう。

たとえば、新聞折込広告やポスティング。
街頭でチラシを配っても手に取ってもらえる確率自体低いですが、これらは100%に購読者やターゲットの自宅に届きます。
このメリットを生かし、目黒区で有効な広告戦略を打つにはどのようにすれば良いのでしょうか?

次回から2回にわたり実際に目黒区を散策し、最後に目黒区の広告戦略をじっくり考えてみたいと思います。

test エディター:津倉 深根雄
Web業界(主にEC業界)に十数年身を置いていた、モータースポーツ大好きなフリーライター。
夫婦でシクロツーリスト(自転車旅人間)。新婚旅行は本州~九州縦断の自転車旅。
この時、「人の心を動かすのは、サービス内容や集団ではなく、人のキャラクターとの触れ合い」なことを悟る。