「ちょっとへん」からセレブまで。所得格差・思想相違を超えた杉並の特徴とは?-杉並区の広告戦略を考える

杉並区の概要からはじまり、3回にわたって杉並区のいくつかの街をピックアップ、実際に散策してきた『商圏分析杉並区編』も、今回が最終回。
散策やご紹介しきれなかった杉並区の傾向を交え、どのような傾向の人々が多く、またどのような商圏が考えられるか、そして効果的な広告媒体は何かをまとめていきます。

※杉並区の散策記事はこちらをご覧ください。

フォーマルとカジュアル両極が融合。新しいものが生まれ続ける杉並区の販促

2017.09.04

物質だけでなく人のつながりを生む街-西荻・善福寺散策

2017.09.11

2つの谷間の街を練り歩く-井の頭線沿線・久我山~浜田山散策

2017.09.19

対照的なふたつの高級住宅街

海外はいざ知らず、日本の高級住宅街というものは大抵「点」で存在します。
世田谷区であれば、成城。大田区であれば田園調布などなど。
それらの地区は、特に門などなくてもある道を1本超えたとたん結界のように空気が変わる、という傾向があります。

杉並区でそれに相当する街は、浜田山と善福寺周辺です。

同じ高級住宅エリアと言っても、この2点は大きく異なる点があります。
浜田山周辺は、メイン通りの井の頭通り沿いには外車ディーラーが軒を連ね、隠れ家的でありながらフォーマルな個人経営の飲食店が点在。
比較的一代で財を成した企業の経営や重役の方々が集まっています。
そういった方々に、住民が直接手入れをしなくてもよい低層(3階建て程度)の庭園付きマンションが多かったり、エントランスは軽いミーティングができる程度のロビーが完備されたりしています。

それに対し善福寺方面は、広い庭を持った一戸建てが多く、中には歴史を感じる門構えの住宅もあり、古くからの住民が多いことがうかがえます。

杉並きっての高級住宅街としてよく挙げられる「浜田山」と「善福寺」ですが、その住民構成やライフスタイルは、大きく異なると言ってよいでしょう。

「ちょっとヘン」がそこかしこに垣間見える区

第2回の散策記事で歩いた西荻窪。
この街は「ちょっとヘン」が固まって存在する地域でした。
クセがある店舗が多く、かといって閉鎖的でもない。でも、人にはどこかクセを感じる。
実はこの傾向、西荻が特に目立つだけであり、杉並区全体に漂う雰囲気でもあるのです。

この雰囲気は昔からのもので、例えば中央線沿線には昔から自分の中に確たる軸を持つ人が集まり、阿佐ヶ谷や高円寺のような街を形成していきました。
その空気感がそのまま現在まで受け継がれ、ますますそういった方々が集まりやすい空気を醸成する。
そして、それ自分の芯や核たるものを具現化したお店やギャラリーが少しづつ増えていく。
さらに、同じ趣向を持った人がまた客として集まっている・・・。

そのようにコミュニティとして形成され、独特の文化を形成し、また循環しているのではないか、と考えられます。

経済格差を乗り越えた共通項とは?

上で挙げたような、自分の軸を持った人が多いという傾向、これは所得格差を越えた杉並区全体の空気感と言えます。

もちろん、それぞれ自分の軸は異なるため、考え方も様々。政治的な傾向で言っても、右だ左だとどちらかに偏っているわけではなく、双方の傾向も持ち合わせています。
そう。政治的な面での主義主張も強い人たちが多いことはよく言われており、例えば人口流動の激しい世田谷区のように、投票率が低くあらゆる党派が満遍なく当選する、という現象もあまり見られません。
逆に言えば、そういった情報を自分から拾いに行くという人が、所得層を問わずある一定数いる、と考えても良いかと思います。

このような共通項を持つ杉並区の人々への販促とは?

ライフスタイルに強いこだわりをもち、政治的な情報もある程度仕入れる意欲がある・・・。

このような層は、新聞を読んでいる可能性が格段に高いです。
特に、東京の高級住宅街に居を構える人々は、管理職や会社経営者のケースが高い。
そういった方々は、情報収集のため2、3紙の新聞を購読していることがよくあります。
また、会社経営者の場合の配達先は様々ですが、管理職までならば家庭に配達されていることでしょう。
つまり、家族の方も新聞に目をとおす可能性があるのです。

ということは。
新聞と一緒に配達される新聞折込広告は、かなり有効な広告媒体と考えられます。
それに、新聞折込では新聞に広告が折り込まれているという信頼性があり、この点は他の媒体には無い強みとなります。
より広く情報を伝えたい、効果のある広告を打ちたいという場合は、新聞折込広告はとても有効な手段です。

競合が多い、商圏または沿線での認知度が低いなどを含め、ターゲットユーザーへのアピールやタッチポイントの脆弱さに悩まれている経営者のみなさま、まずは一度新聞折込広告を検討されてみてはいかがでしょうか。

東京中日企業では、東京唯一の地元紙・東京新聞のグループ会社である強みをいかして、杉並区や周辺地域の新聞販売店と協力体制を取りながら的確な販促をご用意しております。
新聞折込広告を始め、ポスティングや求人募集など杉並区で各種販促をお考えの方は、お気軽にお問い合わせください。

test エディター:津倉 深根雄
今回の杉並区は、どう表現したらよいのか悩む場面が多くありました。書いている途中にその理由が少しづつ見え、要は区全体にモノや経済よりも「ライフスタイルのこだわり」や「観念」が街の雰囲気を作っているような空気があるように感じました。その代表が西荻窪でしょう。
南の世田谷区も似たような雰囲気はありますが、「観念」が支配する領域は杉並の方が大きい。なんとも不思議な区、杉並区の特集でした。