農地面積23区ナンバーワン!緑とアニメの区、練馬区

東京23区の最西端に位置する練馬区。

実は23区の中では最も新しい区で、1947年、板橋区の一部だった旧北豊島郡練馬町・上練馬村・中新井村・石神井村・大泉村の区域が分離して発足しました。
分離の理由は、当時の広大な板橋区において、この地域は区役所まで距離があり、しかも交通の便が著しく悪いという点が要因とされています。
そう、23区で『最後にやってきた区』。それが練馬区の成り立ちです。

近年は副都心線や大江戸線の開通に伴い、マンション建設ラッシュに沸いている練馬区。
この区にはどんな特徴があるのでしょうか?

農地面積23区ナンバーワン!

練馬区は、農地面積が23区中No.1となっており、東京の農地の約4割を占めています。
農家数も同様23区中No.1の件数を誇っています。

練馬と言えば、練馬大根。
練馬区のキャラクター「ねり丸」をはじめ、練馬区にある有名な自転車工房のブランド名に「RAVANELLO(ラバネロ、大根の意)」を冠しているように、練馬大根は区を象徴する農産物です。

しかし意外なことに、練馬区の農産物を生産面積で見ると、キャベツが最も多くを占め、次に植木、ブロッコリー、大根は第4位となっています。
植木については盆栽の栽培も盛んで、愛好家の中では練馬の盆栽は有名です。

公園数も23区中ナンバーワン

練馬区は、23区中最も緑が多い区です。
そして、公園数もナンバーワンの座を維持しています。

練馬区の代表的な公園のひとつ、石神井公園には、石神井池と三宝寺池の二つの池があり、三宝池には『天然記念物三宝寺池沼沢植物群落』を擁しています。

大江戸線の始発駅として近年開発の進む光が丘には、光が丘公園があります。こちらは広々とした原っぱと野球場、テニスコートなどスポーツ施設も充実、区民の憩いの場として機能しています。

高齢化率も高いがアニメ産業で若返り

日本全体で高齢化が進み、23区にもその波が押し寄せていますが、練馬区も例外ではありません。
しかし、練馬区には、日本初のカラー長編アニメ「白蛇伝」を製作した東映アニメーションをはじめ、90社以上に及ぶアニメ関連企業が集積しています。

これらのアニメ産業を支えているのが、若いアニメーターたちの力です。
日大芸術学部や武蔵野音楽大学が区内に存在することもあり、多くの若者がクリエーターや芸術家を目指し練馬にやってきます。

中野区と同じく、かつて木賃ベルトと言われた木造アパート街は、現在こうした若者たちが切磋琢磨する場となっており、高齢者と若者が同居する町が形成されています。

練馬区は、このような若者が支えるアニメ産業を重視し、産業を支える方向にかじを切り始めているのです。

さて、次回は実際に練馬区を歩き、街の様子を見てみることにしましょう。

test エディター:津倉 深根雄
Web業界(主にEC業界)に十数年身を置いていた、モータースポーツ大好きなフリーライター。
夫婦でシクロツーリスト(自転車旅人間)。新婚旅行は本州~九州縦断の自転車旅。
この時、「人の心を動かすのは、サービス内容や集団ではなく、人のキャラクターとの触れ合い」なことを悟る。