日用の商店街、そして漫画の聖地を歩く-豊島区椎名町~南長崎散策

前回まで散策した豊島区東部から離れ、今回は目白と接する椎名町駅、東長崎駅周辺を散策します。

豊島区の中で、名所が集まる豊島区東部に対して、イマイチ存在感の薄いのが西部です。
しかし、意外・知る人ぞしるスポットが存在します。
今回は、そのようなスポットを散策しつつゴールに向かいます。

南長崎一丁目交差点に立つ

山手通りと目白通りが交差する「南長崎1丁目交差点」。
この交差点の北西側が豊島区、南側が新宿区です。

 

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この交差点を東側へ行くと目白駅、そして習院大学の目白キャンパスがあります。
山手通りも目白通りも、大通りでありながらこの辺りは朝でも交通量はそれほど多くなく、
小さな雑貨店やカフェがほどよく点在しています。

目白の天祖神社

南北にとおる山手通りを直進すると、西武池袋線をまたぐ跨線橋のふもとに、ある神社が姿を現します。

 

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こちらは天祖神社。大塚にも天祖神社がありますが、こちらは西武池袋線「椎名町駅」にある長崎神社の兼務社です。
境内の手水鉢の刻字から、江戸時代の文政十一年(1810年)頃に創建されたとされています。
神社は目白4・5丁目、南長崎1~3丁目地域の方々によって維持されています。

境内は静かで、まるで結界のように音が遮られ、大通りに面していることを忘れてしまうような空間です。

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 椎名町駅へ

山手通りの跨線橋は上らず、側道を歩き踏切を渡ると、そこは椎名町駅です。

 

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椎名町駅前を過ぎると、すぐに長崎神社が姿を現します。

 

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長崎神社の創建年代は不明ながら、この一帯の鎮守として信仰を集め、江戸時代の中期には十羅刹女社(じゅうらせつにょ、仏教における10人の女性の鬼神)と称せられていました。
明治以降は一時「氷川神社」と呼ばれ、その後長崎神社と改称しました。

長崎神社の特徴と言えば、区内唯一の民俗芸能として区の民俗文化財に指定されている獅子舞です。
毎年5月第2日曜日の例祭では、地元民により盛大に奉納されます。
まだ数か月先ですが、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

椎名町の台所、『椎名町サンロード』

長崎神社を離れ、椎名町のメインストリート「椎名町サンロード」へ。

 

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この通りは、西武池袋線に沿って東西に延びる通りです。
メインストリート、とは言っても、自動車1台がやっと通れる道幅の商店街。
しかし、商店街のお店はとても質が高く、活気に満ちています。

 

 

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魚屋さんひとつ覗いても、思わず買い物をして帰りたくなるような店舗が並んでいます。
観光や散策の要素は薄いですが、地元の人の台所として機能している様子がうかがえる、質の高い商店街です。

日本漫画界の聖地、『トキワ荘』跡へ!

椎名町サンロードを抜け、南長崎へ。そして、踏切を渡り南へと進み南長崎3丁目に出ると・・・。

 

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そう!

手塚治虫、、藤子不二雄、石ノ森章太郎、赤塚不二夫など名だたるマンガ家が切磋琢磨した、あの「トキワ荘」の跡地があるのです。

 

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現在は、学術書などの出版社「日本加除出版」が建っていますが、その脇には石碑が建てられ日本漫画界の聖地であることを教えてくれます。

 

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そして、トキワ荘があった通りの正面の中華料理店「松葉」さんの扉には、藤子不二雄の自伝「まんが道」が貼られています。

 

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彼らの愛し、「小池さんのラーメン」として有名な醤油ラーメンは、このお店の醤油ラーメンなのです。
昔ながらの「日用の味」がここにあります。

さて、次回はこれまでの散策や、ご紹介しきれなかった区の様子を踏まえ、豊島区商圏分析をまとめます。

test エディター:津倉 深根雄
Web業界(主にEC業界)に十数年身を置いていた、モータースポーツ大好きなフリーライター。
夫婦でシクロツーリスト(自転車旅人間)。新婚旅行は本州~九州縦断の自転車旅。
この時、「人の心を動かすのは、サービス内容や集団ではなく、人のキャラクターとの触れ合い」なことを悟る。